HOME > お知らせ > 相続税の税務調査はどのように行われますか?

相続税の税務調査はどのように行われますか?

2016.09.21 | お知らせ

税務調査は、行政機関が納税者の申告内容を帳簿などで確認し、誤りがあれば是正を求める一連の調査です。余程のことがない限りは、突然税務調査官が自宅に訪れることはなく、予め「○月○日に調査に行きたいのですが」というように電話がかかってきます。            ここで「わかりました」と即答せず、「税理士に確認して、折り返し連絡します」というように電話を切ります。その際に、以下の内容を必ず聞いておきましょう。

1. 税務調査官の名前、所属部署(所属部署により調査の意味合いが異なります)

2. 税務調査の日時、日程(税務署の希望)

3. 調査理由

4. 用意すべきもの

決して税務署から電話がかかってきてもあわてないでください。そもそも税務申告をした税理士が「税務代理権限証書」を提出しているので、税理士がすべて対応してくれます。余裕を持って税務調査の日程を設定をしてくれるので、その間に準備とリハーサルを行いましょう。

相続税の税務調査に関しては、担当者からは主に次のようなことを質問されます。

1. 被相続人について(出身地、被相続人の両親・兄弟姉妹、経歴、趣味など)

2. 相続人について(職業、配偶者等の親族関係、生前贈与の有無など)

3. 被相続人の病状について(病状や経過、入院先や入院期間など)

4. 経常収入や財産について(財産管理者、不動産権利者や預金通帳の保管場所、申告済金融

機関以外の取引の有無など)

5. 遺産分割協議について(遺産分割の状況、未分割の場合の各相続人の主張内容など)

6. その他(相続人以外の財産の配分を要求するものの有無、海外資産の有無など)

一見世間話のようなやり取りであっても、担当官の質問には、一つひとつ意図がありま

す。調査当日、極度に上がってしまい、余計なことを話してしまうと、担当官から誤解や

指摘を受ける可能性があります。不用意な一言が致命傷にもなりかねないので、税理士から

指導を受けておきましょう。

調査が終わると、修正申告、加算税、延滞金など確認して、指摘事項への対応を経て、完

了します。

電話でのお問い合わせは0120-339-041

メールでのご相談はこちら