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塩漬けにしていた‟タンス預金” 相続の際の申告は必要?

2019.07.14 | お知らせ

 ◎ 亡くなった人がずっと自宅を保管していた現金などのいわゆる‟タンス預金”。相続の際に申告は必要でしょうか?

   相続財産には被相続人が保有していた現金などの資産も当然含まれます。そのため、自宅に保管されているタンス預金についても申告の必要があります。
   しかし、タンス預金は、その存在を証明する証拠がないことも多く、近親者などが勝手に持ち去ってしまったり、紛失したりしてトラブルになることもあります。相続人に
  なった場合、まず被相続人が保管していたタンス預金を確認しておきましょう。
   相続に際し、「タンス預金は、申告しなくても見つからないのでは・・・」と考えてしまいそうですが、税務署は確定申告をしている場合、被相続人の生前の所得金額を把
  握しており、税務調査では銀行や証券会社の口座を調査できます。
   生前所得に対して預金残高が少ない、死亡直前に多額の現金が引き出されている、などが調査で明らかになれば、相続人が事情の説明が求められることになるでしょう。
  過少申告や無申告が発覚した場合には、5~20%の加算税が課される可能性があります。隠蔽や偽装があると判断された場合には35~40%の重加算税が課されます。そのよう
 な判断がなされることが大切です。
  相続人にとって自宅などに保管されていた遺産は、正確に把握することが難しい財産です。また、貸金庫や他人に預けている財産も相続の対象になりますが、相続人が存在を
 把握できていないケースもあります。実際に相続になった資産の保管状況を共有しておきましょう。

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