エンディングノート活用(2) ~これからの人生を有意義に~
◎ 遺言書を公正証書で作成する予定です。家族に残すものはこれで十分で、最近よく目にするエンディングノートなど不要に思えますが、いかがでしょうか。
エンディングノートは、「遺言書に書くほどではないけれど、伝えたいこと」などについて細かく記しておくのに便利です。一つひとつ書き留めることで、身辺
を整理でき、今後の人生をより有意義に過ごすためのヒントになります。
エンディングノートに書いておくと役立つことには、例えば、以下のような項目があげられます。
‣ 自身の基本的な情報
‣ 家族や親族の一覧表、重要な連絡先
‣ 相続に関すること
‣ 資産について
‣ 電子財産について
‣ 持病やかかりつけの病院について
‣ 自身の葬儀について
このほかにも、例えばベッドがいる場合などは、世話の方法やかかりつけの病院など、自分がいなくなった後も幸せに暮らせるように、できる限り情報を残し
ておけます。
また、価値の高い財産は遺言書に記す必要がありますが、『趣味で描いていた絵 『思い出のアルバム』などについても、エンディングノートで譲渡先を指定
しておけば、遺された人も困らずにすみます。
さらに自分の訃報を知らせて欲しい人や、お世話になった人のリストなども作っておくと安心です。
こういった一つひとつ書いておくことで、自分の人生と向きあい、今の自分の状況を整理することができます。
‟これからの人生のため”という前向きな意味で、エンディングノートを活用してみてはいかがでしょうか。
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